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2017年04月02日

老人ホームでの看護師の仕事と必要なスキル

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看護師の、老人ホームでの主な仕事はまず、入居している人の健康状態の管理や、ケガをした人、体調が急変した人の応急措置、緊急搬送などの判断も行います。また、入居者の薬の管理なども大切な仕事です。朝になると、日誌などを読み、申し送り前に情報を収集したり、夜勤をしていた介護職から入居者が夜間の様子や健康状態の報告を受けます。

そして血圧や脈拍、体温などのチェックも行い、その時に入居者の顔色や様子の観察も行い、普段と変わった様子はないか、また体調不良がないかを確認します。もしも体調不良の入居者が見つかれば医師に相談して指示を仰いだり、入浴がある日は入浴が可能かどうかも判断します。

入浴の時は介護職と一緒に介助を行います。入浴時には褥瘡などができていないかなどをチェックしたり、皮膚が剥離したりしていれば処置を行ったりします。食事の時も介助を行いながら入居者の観察をします。

食欲や食べるスピード、食べ物の飲み込み方、誤嚥などがないかを見ます。食事の時は、入居者とのコミュニケーションの時間でもあります。食事の前には入居者が服用する薬をセットします。

食前食後の内服薬のセットを行います医師が指示した通り、食前や食間、朝食後、昼食後、夕食後、寝る前などそれぞれのタイミングで、ひとりひとりの入所者に間違いなく薬を服用していただくことも大切な仕事です。また、それぞれの薬に対する知識も必要になります。食後には、食事や水分の摂取量を把握したり、介護職とともに口腔ケアを行うこともあります。

また、胃の手術などをして通常の食事が採れない人が入所者の中にいる場合は、経管栄養のセットをしたり、経過を観察したりします。入所者の排せつの介助を行いながら、様子を観察したりします。褥瘡が見つかれば処置をしたり、排泄物に異常がないかも確認します。

レクリエーションの時はコミュニケーションを取ったり、一緒に体を動かすこともします。夕方になれば、夜勤の介護職のために業務日誌を書き、夜勤者が朝や昼の時間の入所者の様子を把握しやすいようにしたり、夜勤者に直接申し送りをしたりします。そして、夜間に夜勤者から入所者の体調の急変の連絡を受ければ指示をしたり、駆け付けたりする場合もあります。

老人ホームで勤務を希望する看護師は、観察力やコミュニケーション能力が優れていることが求められます。また、介護職やケアマネージャー、栄養士、医師などの他の職種とのつながりがとても大切になるので、スムーズに連携が取れる能力も必要とされます。

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